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大天使（Archangels） -無断転載・流用は禁止です-
■大天使（Archangels）とは■ 数万、十数万、あるいは数百万存在するといわれる天使たちの中で、もっとも抜きん出た力と能力を持ち、神の間近に立つことを許されいるのが、大天使、すなわちアークエンジェルである。 神に与えられた最大の任務は、神と人間をとりもつ仲介役、である。また、９つの軍団を有する天使軍を指揮し、最前線で人間を地獄へと誘う悪魔軍団と戦闘を繰り返すのも彼らの重要な任務。彼らの別名は「神慮を運ぶもの」である。 ■大天使の数■ ”世界の終末 ”という神にとってもっとも重要な仕事に立ち会うのは、選ばれた７人の天使とされている。つまり、天使たちのトップの座を占めているのは、七天使である、とされる。 ■七大天使の構成員（ユダヤ教・キリスト教）■ ユダヤ教、キリスト教とも大天使の数が７人であることは一致しているが、共通するのはミカエル（Michael）ガブリエル（Gabliel）ラファエル（Raphael）ウリエル（Uriel）である。この４人は誉れ高き大天使の中でも、更に別格の存在といえる（４大天使については別ページ 「４大天使」にて説明）のであろう。 ※イスラム教においては、イスラム教の聖典「コーラン」に、ミカエルとガブリエルの名しか記述されていない※ 残りの三人の特定については、大いに意見が分かれている。だが、たいていはラグエル（Raguel）ラミエル（Ramiel）サリエル（Sariel）メタトロン（Metatron）カミエル（Camael）ハニエル（Haniel）サラカエル（Saraquael）といった名前が候補とされる。 ■エノク書では、以下のように定義されている（エノク書内の記述についてはこちら ）。
■七大天使について（捕捉）■ この七大天使は、”御前天使（Angels of Presence）”と呼ばれることもある。これは、神と同席することを許された天使という意味である。同じ意味を持つ言葉に、”Angels of Face””Angels of Groly”などもある。 注釈 世界の終末 ユダヤ教、キリスト教、そしてイスラム教に共通してある「終末」とういう考え方。これは、地上に悪がはびこり、誤りを悔い改めない人間たちに対して神が最終的な鉄槌を下すというもの。その際、神は世界の終末への経過を記した書物を開き、それに記載されたとおりのさまざまな試練を人々に与えるという。書物には厳重に７つの封印がなされており、開封するのは非常に重要な行為とされている。 「子羊が第七の封印を開いたとき、天は半時間ほどの沈黙に包まれた。そして、わたしは七人の天使が神の御前に立っているのをみた。彼らには七つのラッパが与えられた」（ヨハネの黙示録） エノク書の七大天使の記述 「以下は、寝ずの番人をつとめる聖なるみ使いたちの名前である。ウリエル、聖なるみ使いの一人、世界とタルタロス（雷鳴と地震）を見守る。ラファエル、聖なるみ使いの一人、二元の霊魂を見守る。ラグエル、み使いの一人、世界と光（日月星辰のこと）に復讐する。ミカエル、聖なるみ使いの一人、人類の中で最優秀な部分、（すなわち神の選）民をゆだねられている。サラカエル、聖なるみ使いの一人、霊魂を罪にいざなう人の子らの霊魂を見守る。ガブリエル、聖なるみ使いの一人、蛇と（エデンの）園とケルビムを見守る。レミエル、聖なる天使の一人、神が復活した者たちをつかさどらされた者。天使たちの名、七つ」 ■関連書籍
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